This is 6 elements YAGI (6エレ八木の実際)

 

 

6エレ八木の製作から、使用してみた感想まで

 

■ 14MHzでほとんど誰も聞こえない微弱信号が了解できる

■ 平均的な設備の局よりも15分ほど早くバンドが開け、15分ほど遅く閉じる感じ

■ クラスターにJAからポストされたDX局がほぼ全て聞こえ、ほぼ全てとQSOできる

■ パイルでは、大抵10分以内に90%はQSOできる。最後までQSOできなかったのは数えるほど

■ 270度に向けてCQを出すとアフリカ南部と南アジアからしか呼ばれない。当時は、オンエアのたびほぼ毎回パイル 弱くてコールが聞き取れないというケースはなかった。耳の良さは5エレよりも明らかに上

■ ブーム長16-18mはさすがにデカイ。設置は、慣れないと怪我をするかもしれない。最低KT-R+RC5B(要制動力)

 

 

とにかく、6エレは数え切れないほど作りました。「バカみたい」ではなく「完全にバカ」です。今振り返ると、なんであんなに6エレを作ったのでしょう?誰か教えて! それほど大きな違いはあったのかと言うと・・・いやぁ、ないね、全然。MMANAで設計して、作りっぱなしでほぼ無調整(中心周波数変更のためRaの長さとD1の位置のみ微調整)

 

「いい子紹介してくださいよぉ」と言われたら、間髪なく「6エレ!」の一択。他に何も考えなくていい。今後も一点集中、6エレ一択、これでいい。

 

 

 

I am now making a  new 6ele yagi for 14MHz . The progress will be described on this page.

2015年バージョン〜製作記録

まずはガラクタを寄せ集め、ブームを仮り組み。ブーム長は、いつも現物合わせ。

 

I gathered aluminium pipes for a new 6ele yagi 

最長21.5mまでいけそう。この長さは7エレだけど、この長さをフルに使うかどうかは

シミュレーションで決定。

 

max length is 21.5m(71ft)

but i dont decide how long the boom  is used yet

17-18m maybe

エレメントの採寸完了。

直径の測定は必ずノギスを使い、直交するように2回測定し、誤差を1mm以下にします。クランプなどでつぶされ楕円形に変形しているパイプは長径と短径が違うので要注意。

アンテナシミュレーターにデータを入力する時、もしエレメント直径が1mmも狂っているとフロントゲインやFB比が体感できるほど変わります。特に一発勝負で架設しなければならないデカいアンテナは、あとから修正するのが容易ではありませんからね。ゆっくり慎重に作業します。

 

I carefully measured the pipe diameter and its length.

Measuring incorrectly would cause serious error in the result.

 

いつもはゲインやFB比を重視していますが、今回はサブローブをなるべく抑えるようにしてみました。ゲインは14.6dBi、FB比は25dB、打ち上げ角14.1度@18mという、並みの数字が並んでます。ブーム長は18m前後で調整中。

 

I'm designing a new 6elements yagi for 14MHz, mainly aiming at less sidelobes to push the input energy to forward lower direction

 

 

FB比の変化は14.2MHzを中心にして、バンド全体で±2dB。

変化が少なく安定しています。

 

 

 

実際のSWRは作ってみないと分かりません。

シミュレーションの数値は参考程度。

ブーム完成。

強風対策のため16.0mにとどめました。15mHでの推定値はFRONT GAIN 15.5dBi、F/B RATIO 25dBくらいです。

 

 

 エレメント完成

CD社のCL20の流用品なのでセンターφ30、先端φ10。

地面上で先端の2本のエレメントとブームステーを固定。ブーム先端にロープを結び、タワー上から引き上げ、タワーに沿わせます。

この状態で他3本のエレメントの取り付け。

 

給電部と中継同軸の取り付け。

アライメントを修正。

タワートップに登り、動滑車でアンテナを引き上げる。

クロスマウントでマストに固定してから、中央のエレメント(No.2ディレクター)を取り付ける。

各ステーを張ったら完成。

容量性リアクタンスが想定以上に大きいため、完成したアンテナをクロスマウントを中心に縦方向に回転させ、ヘアピンを取り付けてみた。ブームステーの関係で、ヘアピンはブーム下側に固定することにした。

タワー上での穴あけは面倒なので、ヘアピンスタブのインシュレーターを地上で加工しておいた。

最後に縦回転して元の姿勢に。

Fc=14.230MHz、±150KHzの範囲はSWR<1.5だが、バンド下端では2.2。今日は追い込まず、このまま終了。気が向けば再調整します。

 

フロントでS9+10の信号は、135度回転させるとノイズの海へ。Sメーターは当てにはならないが、いつも比較させてもらっているエリア別パイロット局よりも、これまで通りS1〜2くらい良好なRST。この傾向はリグを違うものに交換しても同様だった。※

 

※エリアごとに、特定の局を基準とさせてもらうことで、その局のQSO状況から自分のアンテナの性能が推測できる。例えば、JR7のあの局は57を送っているがその苦戦ぶりからR3〜4前後ではないだろうか。それに対して自分はフルコピー(R5)をキープ出来ている・・・とか。先方のQRN、QRMもあり得るので、複数の局と比較する。