This is 7 elements YAGI (7エレ八木の実際)

 

7エレ八木の製作から、使用してみた感想まで

 

■ ベアフットで胸がすくほど飛ぶので、アンプに無駄遣いする気にならない

■ クラスターにJAからポストされていないDX局が聞こえる、聞こえさえすれば95%はQSOできる (200W)

■ パイルでは、kW+モノバンダーに次ぎ、ベアフット組で最速のリターン

■ 270度に向けてCQを出すと、ほぼアフリカからしか呼ばれない

■ バンドのオープン時間が、並の局よりも前後15分は長い

■ ブーム長は短めに設計しても18mを超え、受風面積もハンパない。強力なローテーターが必要(RC5B〜)

 

2016.1.21

もう少し手直ししますが、一応の完成です。

ゲイン約15dBiでFB比が24dB。15mHにしてはいつもより良好です。特に、垂直面放射パターンのセカンドローブと後方60-70度付近に出やすいサブローブを小さくまとめることができました。水平面で後方に出ているブルマーのような?ブリーフのような?パターンはもう少し整形したい(笑)

 

2016.1.23

基本的な部分はほぼ完成したので少し煮詰めてみました。垂直面放射パターンを整形したためSWRが1.05から1.3くらいになりました。SWRカーブはどんなに頑張ってシミュレーションしてもピッタリ推定通りにはなりませんのでもともと参考程度です。

2016.1.20

MMANAの「組み合わせワイヤー」のデータを修正するため、使用するエレメントパイの直径と長さを正確に計測中。作りっぱなしが基本となる大型アンテナはこの作業が重要。

2016.1.22

ブームパイプ中央のつなぎ目をマストクランプ(クロスマウント)に合わせたいのですが、思惑通りにはいかず。バランスを確認するため、前回の6エレ同様、水入りペットボトルをぶら下げて修正してみます。

すでに外は真っ白。

暖かい室内でエレメント作りです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.1.25

最後の7本目のエレメント作りです。ホームセンターで購入したペラ〜ンペラ〜ンのアルマイト処理パイプ。電気的接続には注意を要しますが軽量化には最適。前回、風速50m超の突風に吹かれた6エレも、その前の6エレや7エレも同じパイプを使っていましたが全く問題なしでした。

 

このスペースは、暖かくなる3月以降は無線野郎どものくつろぎの場にしようと思います。ビジター用の同軸ケーブルと電源を用意しておきますので、栃木県南東部にお越しの際は気軽に立ち寄って下さい。マイリグで聞くもよし、ぶっ放すもよし、こんなアンテナで良ければ自由に使ってみて下さい。それも目的のひとつとして作ったわけですので。確定申告が終わる3月中旬以降、突風でタワーごと吹き飛ぶかクレームで撤去を余儀なくされるまでの期間限定です。特にサタデーイヴニングはルーキーからベテランまでExtreme Dxingに燃える無線野郎をお待ちしています。これからおれもDXingをやるぜ!という方も大歓迎ですよ!  ネガティブ野郎と器の小さい小人、愚痴っぽい人、同軸の切れっ端でもクレクレ言う人、TS-990を使わない人はビンボーだみたいな物欲主義者は洗顔なさっておとついお越しください。

 

 

地面で仮組。

モーメントを計算して求めた予定の重心位置よりも30cmほど後方にズレました。ブームパイプの径の違い、フロント側とリア側のエレメント長の相違などが原因、かな。

ブーム長は約20m、重量は35kgくらいです。重さは定かではありませんが、やっと片手で持てるくらい。コメ1袋(30kg)よりも若干重く、Fl-2100Zの2台重ねよりも明らかに軽く、小5の娘を片腕にぶら下げた時と同じくらいの感覚なので。

 

ブームのたわみが想定内で良かった。ブームステーはステンレスワイヤーでフロント側中央とリア側中央を吊り上げ、さらにブーム両端付近からV字型に吊り上げ&揺れ止めのロープを張ります。

建物やトイレが邪魔で、駐車場は広いのに引き上げに予想外の大苦戦。やむを得ず、ブームを中央のつなぎ目で外して2分割しました。力づくで引き上げた際に激しく揺さぶられたD2の先端が屈曲。あとで修正します。今日はここまで。

残る心配はSWRのみ。アナライザーが故障中なので特にリアクタンス成分がどうなるやら・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.1.27

本格的に引き上げ開始です。今回は重量が35kgほどなのでハンドウインチは使わず、動滑車付きのロープ1本と一時仮止め用のラッシングベルトだけで吊り上げていきます。

一番先端のD5のたわみが大きいのは一番軽量化したためです。アンテナの重心位置とブームの中央が一致せずフロント側に長くなるため、マストから一番遠いエレメントを軽くしないと回転モーメントが大きくなりすぎます。ただ、あまりに軽量化すると機械的強度が低下して強風に激しく揺さぶられた時に折れる可能性があります。折り合いをつけなければいけませんね。また、エレメントを細くするとキャパシティブになるのでその分だけ長くなります。見た目の問題で電気的性能には関係ないありませんが・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2016.1.26

掛け持ち仕事が終わったあと、本業の準備を始めるまでの隙間でアンテナ工事。曲がったD2のエレメントを修正してブームパイプをつなぎました。リア側のブームをタワーに添わせて仮止め。ロープで吊り上げておいたフロント側のブームをゆっくり下ろしながら上手く差し込んで完了。エレメントのアライメントが少しズレていますがこのままドンマイということで。

15分ほどで難なく持ち上がりました。フロント側が長いのと先端のブーム径が38しかないのでだいぶたわんでいます。ここまでくれば一段落、昼飯タイムです。

14MHz 7エレ八木
14MHz 7エレ八木

停止時の回転モーメントをできるだけおさえるため、全体的にかなり軽量化しました。一番先端のエレメントはちょっとカコ悪いですね・・・

14MHz 7elements yagi
14MHz 7elements yagi

自作14MHz 7エレ boom=19.8m

軽量化を目指したものの総重量60kg。電気的性能は、最高!最強!

 

























自作28MHz 7エレ boom=10.5m

高さは6mHとかなり低いが、同じ高さのDPに比べれば魔法のような送受信能力。当時はW1JRタイプのマッチング方法を知らず、ヘアピンを使っていた。

 

自作24MHz 7エレ boom=14.5m

アフリカに対してすこぶる好調な成果だった。アンテナ自体は大変素晴らしのだが、このバンドにQRVする局数が少なく、バンド幅が狭くラグチューしにくい雰囲気があって短期間使用して撤収。